当店では、スバルブランドの旧車に関するご相談を随時承っております! 大切なお車をこの先もずっと維持していくために、またこれからスバルの旧車に乗りたい方のために、私たちは全面的にサポートしていきます。 ≪ スバル旧車にかける想いをカタチに ≫ 幼少の頃、父親も母親も、スバルの車に乗っていました。 その独特なフィーリングは普通乗用車も軽自動車も変わらず、子供の私でも他とは違う特別なものであることは理解できました。 特に父親の乗っていた3代目レオーネツーリングワゴン(E-AL5 前期)はその直線的なフォルム、ステーションワゴンの利便性、乗用車なのにも関わらず持ち合わせた力強い四駆の走破性、水平対向(FLAT4)エンジンのサウンド、走り…全てにおいて将来の憧れとなりました。 それから十数年、運良く同型のワゴンを手に入れました。86年式の後期型でSTのオートマ、油圧サスという珍しい仕様の個体でした。当初は購入後すぐに作業に取り掛かったものの、諸事情ありしばらく放置の期間が続きます。 それから更に数年、私が家業を継ぐことになり、念願叶ってプロジェクトを再始動することになりました。サフェーサーを吹き終えた段階で放置されていたので、全ての汚れを取り払い、足りない部分の補修を試みます。 しかし一度仕上げが終わった箇所も長年の放置で傷みが現れ、そのまま進めてよい状況ではありませんでした。中には製廃の部品もあり、父親の乗っていた前期型が部品取り車として活躍してくれた場面もありました。 各所を再度チェックし、ダメな箇所を洗い出します。だいぶくたびれてはいましたが、致命的なサビや腐りなどは増えておらず、ホッと一安心。再び作業の開始です。 時に父親の手を借りながら、作業を進めていきます。せっかく綺麗にレストアするのですから、半人前と言っても妥協は全く許されません。入念に作業を進めていきました。 下処理を終え、いよいよ各所を塗装していきます。今回は内装も色変えを実施するので、内装の部品や各種小物も全て塗っていかなくてはなりません。慣れない作業に苦戦するも、段々と理想の完成図に近づいてきました。 塗装を終え、パーツの組み込みを急ピッチで進めていきます。待ちに待った仕上げの段階なので、興奮していました。 内装の張替え、塗替えも終え、板金での仕上げは大詰めです。ホイールなどのレストアも済み、いよいよ完成の一歩手前まで出来ました。 ここから車検・整備が始まりました。エンジンもかかり、回送も問題無かったので「直ぐ終わるだろう」と思っていましたが、それが間違いでした…。 至る所に不具合があり、修理に大変苦労されたようでした。費用も予想をはるかに超える金額がかかり、不動車を公道復帰することがどれだけ大変なのかを思い知らされる結果となりました。 それでも車検を無事取得しナンバーが付くと、喜びもひとしおでした。機関部や足回りに若干の不安がありましたが、時間をかけて調整していくことにしました。 外装の仕上げも残っていたので、イベントに向けて一旦最後の仕上げ。ボディを磨き、小物も揃えて晴れてイベントデビューを果たしました。 現在も現状に満足せず、少しづつですが進化をし続けています。不安だった足回り、エンジンに関しても、素晴らしい名手を紹介していただき、今では絶好調です。 これからも良い状態を維持し、旧車の魅力、スバルの魅力を皆さんに伝えるべく、許す限り色々なイベントに参加していきたいと思います。 2015.4.26 予告通り、レオーネを進化させました! カンガルーバーを追加し、ホイールは純正オプションをホワイトでペイント、タイヤもリボンタイヤからホワイトレターへ変更。 先日の29th Street Car Nationals(ストリートカーナショナルズ)へ出展しましたが、カラっとした雰囲気で、アメリカ指数は断然上がりました。 周囲からは5マイルバンパー化やルーフのフラット化など、完全北米化を望む声を多く聞きますが、あくまで楽しみながら進化をさせていきたいと思います。(2015.5.21 追記) 実は、進化はどんどん進み、2016年秋にはVer.3に! 少しだけキャルルックの雰囲気を残しつつ、本格的に北米コンバージョンの開始です。 リアドア下部にGT用のエアーフラップを、コーナーはリフレクター付きのマーカーへ、ホイールもAB系レオーネ純正オプションのスチールホイールがようやく手に入り、トリムリングを奢ってBRATのような雰囲気を創り出しました。 タイヤも自作ホワイトレターから本物のホワイトレターへ変更、バンパーには輸出専用品のIPFフォグランプが付き、サイドモールはウッドグレインを卒業し純正の黒へ、ラインに赤を奢りました。 昨年の10月開催の北米野郎に出展、SNSを通じて知り合ったUS系スバルの方々と並べ、アメリカ指数は更に上がりました。(2017.8.17 追記) 更に進化は進み、2017年の年始にはVer.4になりました。 サイドモールのラインはクロームに戻され、ホイールはAA系レオーネ純正オプションのスチールホイールも譲り受けたためリペイントして交換。センターキャップはなんとデッドストックでした。 たまたまヤフオクに出ていたデッドストックのフロントバンパーを用いて、ウォッシャーノズルとナンバー穴の無い北米純正と同じ仕様になりました! 同じくして、北米で設定のないフェンダーのファイバーランプもオミット、キックアップルーフサイドには国内版に「TOURING WAGON」の文字が入るはずのストライプを、北米純正のラインのみに、フォグランプも北米仕様の純正位置へ変更し、US版カタログで見られる姿に仕立て上げました。 今年のイベント染めは好例のムーンアイズさん主催「Street Car Nationals」!!今回もUSスバルがズラッと勢揃いする中、進化版をお披露目できました。 今後は2018年2月に、一度リフレッシュの為ドックインします。休眠前の最後のイベントはUSDM GEEKかと思いますので、お見かけの際は是非お声がけくださいね♪(2017.8.17 追記) 休眠するAL5(青ボディー・ツーリングワゴン)の代わりに活躍してくれるのが、AP3型エステートバン。 型はワゴンと一緒ですが、年式は新し目の平成2年式。こちらはレガシィ発売以降も北米で絶大な人気を誇った「LOYALE(レオーネです)」仕様。バンパーの長さが特徴的です。 こちらは元東北電力の公用車。スバルが好きな方なら喜んで頂ける、由緒正しいルーツを持ったクルマです。 1600cc、OHV、マニュアルとワゴンでは体感することができなかった個性を、しっかり堪能したいと思います!(2017.8.17 追記) 予告通り、2月末にAL5▷AP3への乗り換えを行いました。久し振りのマニュアル。身体に馴染むまで少し時間はかかりましたが、1600cc EA71エンジンにOHVの組み合わせが、ローギアードであることを忘れさせるくらい軽快に走ってくれています。 前オーナー仕様との違いは北米専用前側スプラッシュガードの追加、グリルを黒から白のボディ同色へ、ホイールを碇さんデザインから純正スチールへ変更し、北米専売のホイールキャップをあしらいました。※上の写真は一部変わっている状態 自分のゴールがハッキリ見えているので、これからドンドン育てていきます。(2018.5.28 追記) また、USスバルが好きな仲間と共に、コミュニティを運営しています。普段の活動がご覧いただけますので、よろしければご覧くださいね。※上記画像にリンクがあります ≪ メディア掲載情報 ≫ 2014年、初めて参加したイベントの特集を皮切りに、AL5、AP3共にご紹介をいただいております。AL5につきましては「カーグラフィック」誌にて小さい枠ですがご紹介いただき「カスタムカー」誌では見開きでご紹介をいただきました。 □媒体掲載情報(Ver.1) □媒体掲載情報(Ver.2) レストアの模様を細かくBlogに掲載しております。 □レオーネレストア日記 ・プロローグ ・奇跡の生還 ・一難去ってまた一難 ・試してガッテン ・最後の15%で決まる! ・最後の仕上げのその前に。 ・現状に満足するな! ・フットネイルみたいな?笑 ・台風の爪痕 ・えっ、そこに!? ・ウルトラ遅延のご報告 ・30th Street Car Nationals!! <番外編> ・海外のレオーネ事情 ・アゲレオ。前編 ・アゲレオ。後編 ・サゲレオ。 ・アゲレオ。番外編 ・アゲレオ。特別編